【Linux入門】pwd・cd・lsの使い方 - 最初に覚える基本コマンド
この記事でできるようになること
pwdで「今どこにいるか」を確認できるlsで「何があるか」を確認できるcdで好きな場所に移動できる- 「No such file or directory」エラーを自力で解決できる
対象読者:Linuxコマンドを初めて触る方、ターミナルに不安がある方
導入:リナの最初のつまずき
リナ:ライニー先輩、Linuxのコマンドって何から始めればいいんですか?いきなりターミナル開いても、何したらいいか全然わからなくて...
ライニー先輩:わかるわかる!最初はみんなそうだよ。でも安心して。まずは「今どこにいるか」「何があるか」「どう移動するか」の3つだけ覚えればOK。
リナ:3つだけですか?
ライニー先輩:そう。
pwd(現在地)、ls(一覧)、cd(移動)の3つ。これができれば、ターミナルで迷子にならなくなるよ。
pwd - 今どこにいるか確認しよう
ライニー先輩:まず最初は
pwd コマンド。これは「今どこにいるか」を教えてくれるよ。
リナ:なんで必要なんですか?
ライニー先輩:ターミナルでは「自分がどのディレクトリにいるか」がすごく重要。ディレクトリっていうのは、Windowsでいう「フォルダ」と同じ意味だよ。間違った場所でファイルを消したり作ったりすると大変だからね。
pwd で現在地を確認する癖をつけると事故が減るよ。
実際に試してみよう
$ pwd
/home/user
ここがポイント:/home/user という出力は「あなたが今、ホームディレクトリにいる」という意味です。/ はLinuxのルート(一番上のディレクトリ)で、そこから home → user と進んだ場所にいることを示しています。
リナ:
/home/user って出ました!これが私の現在地ってことですね?
ライニー先輩:正解!迷ったらいつでも
pwd で確認すればOK。
ls - 何があるか見てみよう
ライニー先輩:次は
ls コマンド。現在地に何があるか一覧で見られるよ。
リナ:現在地の中身が見えるってことですか?
ライニー先輩:その通り!まず基本の
ls を試してみて。
基本の ls
$ ls
documents pictures downloads
リナ:3つのディレクトリが見えました!でも、これだけだと詳しい情報がわからないですね...
ライニー先輩:いいところに気づいたね。実務では
ls -la を使うことが多いよ。-l で詳細表示、-a で隠しファイルも表示してくれる。
詳細表示(ls -la)
$ ls -la
total 12 drwxr-xr-x 5 user user 4096 Feb 2 10:00 . drwxr-xr-x 3 user user 4096 Feb 2 10:00 .. drwxr-xr-x 2 user user 4096 Feb 2 10:01 documents drwxr-xr-x 2 user user 4096 Feb 2 10:01 pictures drwxr-xr-x 2 user user 4096 Feb 2 10:01 downloads
ここがポイント:最初は全部理解しなくてOK!まずは2つだけ覚えよう:
- 先頭の文字:
dならディレクトリ(フォルダ)、-ならファイル - 最後の名前:
documentsやpicturesがディレクトリ名
(rwxr-xr-x は権限といって「誰が読み書きできるか」を表すけど、これは後で学べば大丈夫!)
リナ:なるほど!詳しい情報が見えるようになりましたね。
ライニー先輩:そう。困ったらまず
pwd で現在地確認、次に ls -la で中身確認。これが基本の型だよ。
cd - 移動してみよう
ライニー先輩:最後は
cd コマンド。ディレクトリを移動できるよ。
リナ:さっき見えた documents ディレクトリに移動してみたいです!
ライニー先輩:OK、じゃあ
cd documents と入力してみて。
ディレクトリに移動
$ cd documents $ pwd
/home/user/documents
リナ:移動できました!
pwd で確認したら /home/user/documents になってますね。
ライニー先輩:完璧!移動したら必ず
pwd で確認する癖をつけるといいよ。
よく使うショートカット
$ cd ~ # ホームディレクトリへ $ cd .. # 1つ上のディレクトリへ $ cd - # 直前にいた場所へ戻る
リナ:あっ、
.. って便利ですね!1つ上に戻れるんですか?
ライニー先輩:そう。
cd .. で1つ上、cd ~ で一気にホームへ戻れるよ。覚えておくと移動がすごく楽になる。
つまずきポイント:No such file or directory
リナ:あれ?
cd dowloads って入力したら「No such file or directory」ってエラーが出ちゃいました...
ライニー先輩:よくあるパターンだね。「dowloads」じゃなくて「downloads」だよ。スペルミスが原因の99%を占めるから、まず
ls -la で正確なディレクトリ名を確認してからコピペするといいよ。
リナ:なるほど!確認してからコピペすればミスらないですね。
復旧の型:
pwdで現在地確認ls -laで候補確認- 正確なディレクトリ名をコピーして
cd
ミニ課題で手を動かそう
ライニー先輩:じゃあ、今までの3つのコマンドを使って課題をやってみよう。
課題1:現在地を確認して、一覧を表示しよう
$ pwd $ ls -la
リナ:できました!現在地と中身が見えました。
課題2:documents ディレクトリに移動して、また元に戻ろう
$ cd documents $ pwd $ cd .. $ pwd
リナ:移動して、
cd .. で戻れました!
課題3:ホームディレクトリに一気に戻ろう
$ cd ~ $ pwd
ライニー先輩:完璧!この3つのコマンドができれば、ターミナルで迷子にならなくなるよ。
リナ:やった!ターミナルが怖くなくなってきました!
今日の3行まとめ
pwdで「今どこにいるか」を確認(迷子防止)ls -laで「何があるか」を詳しく確認(隠しファイルも見える)cdで移動、cd ..で1つ上、cd ~でホームへ
次に学ぶこと
リナ:この3つのコマンドができるようになったら、次は何を学べばいいですか?
ライニー先輩:ファイル操作だね。ファイルを作ったり、コピーしたり、削除したり。ファイル操作の基礎編でまた会話形式で教えるから、楽しみにしててね!
実践で基本コマンドをマスターしよう
この記事で紹介した3つのコマンドを身につけたら、Penguin Gym Linuxの実践課題で手を動かして定着させましょう。