【Linux入門】pwd・cd・lsの使い方 - 最初に覚える基本コマンド

基本コマンド入門 - Linuxコマンドの基礎

この記事でできるようになること

  • pwd で「今どこにいるか」を確認できる
  • ls で「何があるか」を確認できる
  • cd で好きな場所に移動できる
  • 「No such file or directory」エラーを自力で解決できる

対象読者:Linuxコマンドを初めて触る方、ターミナルに不安がある方

目次

  1. 導入:リナの最初のつまずき
  2. pwd - 今どこにいるか確認しよう
  3. ls - 何があるか見てみよう
  4. cd - 移動してみよう
  5. ミニ課題で手を動かそう
  6. 今日の3行まとめ
  7. 次に学ぶこと

導入:リナの最初のつまずき

リナ:ライニー先輩、Linuxのコマンドって何から始めればいいんですか?いきなりターミナル開いても、何したらいいか全然わからなくて...
ライニー先輩:わかるわかる!最初はみんなそうだよ。でも安心して。まずは「今どこにいるか」「何があるか」「どう移動するか」の3つだけ覚えればOK。
リナ:3つだけですか?
ライニー先輩:そう。pwd(現在地)、ls(一覧)、cd(移動)の3つ。これができれば、ターミナルで迷子にならなくなるよ。

pwd - 今どこにいるか確認しよう

ライニー先輩:まず最初は pwd コマンド。これは「今どこにいるか」を教えてくれるよ。
リナ:なんで必要なんですか?
ライニー先輩:ターミナルでは「自分がどのディレクトリにいるか」がすごく重要。ディレクトリっていうのは、Windowsでいう「フォルダ」と同じ意味だよ。間違った場所でファイルを消したり作ったりすると大変だからね。pwd で現在地を確認する癖をつけると事故が減るよ。

実際に試してみよう

$ pwd
/home/user

ここがポイント/home/user という出力は「あなたが今、ホームディレクトリにいる」という意味です。/ はLinuxのルート(一番上のディレクトリ)で、そこから homeuser と進んだ場所にいることを示しています。

リナ/home/user って出ました!これが私の現在地ってことですね?
ライニー先輩:正解!迷ったらいつでも pwd で確認すればOK。

ls - 何があるか見てみよう

ライニー先輩:次は ls コマンド。現在地に何があるか一覧で見られるよ。
リナ:現在地の中身が見えるってことですか?
ライニー先輩:その通り!まず基本の ls を試してみて。

基本の ls

$ ls
documents  pictures  downloads
リナ:3つのディレクトリが見えました!でも、これだけだと詳しい情報がわからないですね...
ライニー先輩:いいところに気づいたね。実務では ls -la を使うことが多いよ。-l で詳細表示、-a で隠しファイルも表示してくれる。

詳細表示(ls -la)

$ ls -la
total 12
drwxr-xr-x 5 user user 4096 Feb  2 10:00 .
drwxr-xr-x 3 user user 4096 Feb  2 10:00 ..
drwxr-xr-x 2 user user 4096 Feb  2 10:01 documents
drwxr-xr-x 2 user user 4096 Feb  2 10:01 pictures
drwxr-xr-x 2 user user 4096 Feb  2 10:01 downloads

ここがポイント:最初は全部理解しなくてOK!まずは2つだけ覚えよう:

  • 先頭の文字d ならディレクトリ(フォルダ)、- ならファイル
  • 最後の名前documentspictures がディレクトリ名

rwxr-xr-x は権限といって「誰が読み書きできるか」を表すけど、これは後で学べば大丈夫!)

リナ:なるほど!詳しい情報が見えるようになりましたね。
ライニー先輩:そう。困ったらまず pwd で現在地確認、次に ls -la で中身確認。これが基本の型だよ。

cd - 移動してみよう

ライニー先輩:最後は cd コマンド。ディレクトリを移動できるよ。
リナ:さっき見えた documents ディレクトリに移動してみたいです!
ライニー先輩:OK、じゃあ cd documents と入力してみて。

ディレクトリに移動

$ cd documents
$ pwd
/home/user/documents
リナ:移動できました!pwd で確認したら /home/user/documents になってますね。
ライニー先輩:完璧!移動したら必ず pwd で確認する癖をつけるといいよ。

よく使うショートカット

$ cd ~      # ホームディレクトリへ
$ cd ..     # 1つ上のディレクトリへ
$ cd -      # 直前にいた場所へ戻る
リナ:あっ、.. って便利ですね!1つ上に戻れるんですか?
ライニー先輩:そう。cd .. で1つ上、cd ~ で一気にホームへ戻れるよ。覚えておくと移動がすごく楽になる。

つまずきポイント:No such file or directory

リナ:あれ?cd dowloads って入力したら「No such file or directory」ってエラーが出ちゃいました...
ライニー先輩:よくあるパターンだね。「dowloads」じゃなくて「downloads」だよ。スペルミスが原因の99%を占めるから、まず ls -la で正確なディレクトリ名を確認してからコピペするといいよ。
リナ:なるほど!確認してからコピペすればミスらないですね。

復旧の型

  1. pwd で現在地確認
  2. ls -la で候補確認
  3. 正確なディレクトリ名をコピーして cd

ミニ課題で手を動かそう

ライニー先輩:じゃあ、今までの3つのコマンドを使って課題をやってみよう。

課題1:現在地を確認して、一覧を表示しよう

$ pwd
$ ls -la
リナ:できました!現在地と中身が見えました。

課題2:documents ディレクトリに移動して、また元に戻ろう

$ cd documents
$ pwd
$ cd ..
$ pwd
リナ:移動して、cd .. で戻れました!

課題3:ホームディレクトリに一気に戻ろう

$ cd ~
$ pwd
ライニー先輩:完璧!この3つのコマンドができれば、ターミナルで迷子にならなくなるよ。
リナ:やった!ターミナルが怖くなくなってきました!

今日の3行まとめ

  • pwd で「今どこにいるか」を確認(迷子防止)
  • ls -la で「何があるか」を詳しく確認(隠しファイルも見える)
  • cd で移動、cd .. で1つ上、cd ~ でホームへ

次に学ぶこと

リナ:この3つのコマンドができるようになったら、次は何を学べばいいですか?
ライニー先輩:ファイル操作だね。ファイルを作ったり、コピーしたり、削除したり。ファイル操作の基礎編でまた会話形式で教えるから、楽しみにしててね!

実践で基本コマンドをマスターしよう

この記事で紹介した3つのコマンドを身につけたら、Penguin Gym Linuxの実践課題で手を動かして定着させましょう。